教育学研究科修士課程修了生の伊豆田麻子さんが代表を務める星槎横浜絵本研究会で、第5回星槎横浜絵本研究会が2021年 5月16日実施されました。
初めに、前回仁平義明教授から紹介のあった「アメリカ版100冊の絵本」に関連して、参加者の方より、幼児の対話型美術鑑賞について、ご自身の研究を紹介頂きました。対話型絵画鑑賞を通してコミュニケーション力が育つ、対話により鑑賞が深まるなどの点で、対話的絵本読みとも繋がるなど、意見交換を行いました。
今回のテーマである『アンジュール』『ゆうたくんちのいばりいぬ』シリーズをめぐっては、伊豆田より文字のない絵本を使った研究の紹介を行い、仁平義明教授より「絵本のストーリー構造のタイプ・絵本の「解決」の絵画的な象徴のされ方」についてスライドを交えてお話し頂いた後、意見交換を行いました。小児看護の現場での絵本の活用について、子どもと大人の絵本の楽しみ方の違い、絵にこめられた意味(象徴性)など、2冊の絵本から様々な話題が広がりました。
次回研究会は、9月5日(日)13:30~15:00を予定しています。