本学在学生の松山綾子さんが日本保育学会第76回大会にてポスター発表しました

本学専門職学位課程在学生の松山　綾子さんが日本保育学会の日本保育学会　第76回大会にてポスター発表を行いました。

タイトル: [P-B-4-03] 保育現場のICT化におけるメリットとデメリット ～ICT化による保育現場の負担について～

概要:
COVID-19の発生により、保育所等において厚生労働省は「地域の実情に応じて、感染症対策の徹底を図り保育を継続的に実施し、増大する業務量に対応できるよう、
保育士の補助を行う保育補助者の配置を支援」した。同時に「感染拡大防止
(中略)、在宅等で研修が受講できるよう、オンライン研修を行うために必要な教材作成経費等を支援」のため財源投入を決定し、各施設に補助金の支給を行った。
感染症予防の観点からは歓迎すべきことであるが、果たしてメリットばかりであろうか。このような疑問から保育所における ICT化について検討するとともに、万年人員不足で疲弊していると言われる保育現場でのICT化によるルール策定はどのようにすべきかを考察した。その結果、ICT化による簡素化を推進することはメリットばかりでなく、現場の保育者にとっては業務増加や賃金の発生しない持ち帰り仕事の要因の一つとなっている実態が浮き彫りになった。