本学専門職学位課程在学生の松本恭子さんが博報堂教育財団の第54回博報賞 奨励賞を受賞されました

タイトル: 子どもたちの可能性を信じることから見えてきた特別支援教育の展望
概要:
今までの失敗や傷つきから自分にブレーキをかけ、素直に感じる思いに蓋をしている子どもたちに出会ってきた。そこで、学ぶ楽しさ、人と関わることで感じる温かさを味わいながら自分の可能性に出会い、新たな自分を見つめ、希望をもって将来を歩んでほしいという願いをもちながら進めてきた実践をまとめた。子どもたちが苦手としている「文脈の読み取り」や「関わり合いながら学ぶ」場面に挑戦した特別支援学級（自閉症・情緒）や自分に向き合う通級指導教室の授業、UDを意識した特別支援教育コーディネーターの役割、地区の特別支援教育の理解や推進に向けたガイドブック作成など、子どもたちを主語においた実践に取り組んできた。今後は、小学校と中学校での実践だったため、高等学校との連携を意識した切れ目のない支援体制に向けての実践に取り組んでいきたいと考えている。