2023.11.05
修士課程
就職 / 実績 / 活躍
本学修士課程在学生の佐々木武志さんが日本赤十字医学会の第59回日本赤十字社医学会総会にて口頭発表を行います
タイトル: 新人看護師の適応困難に早期に気づく取り組み
概要:
【目的】A病院は、県北東部の高度急性期を担う急性期病院である。新人看護師は例年50人程度採用している。コロナ禍において、全国的に新人看護師の離職率は上昇傾向にある中で、A病院の離職率は4〜8%台で経過した。離職率が低い状況を維持するためには、新人看護師の適応困難に早期に気付くことが重要である。本報告では、各部署の教育担当者やエルダー担当者が行った支援の取り組みについて紹介する。【新人看護師を支援する取り組み】1.各部署の支援体制として、教育担当者1名を配置し、各部署毎の教育計画の立案や実施、評価を行う。生活面や精神面の支援を目的にエルダ−を複数名配置し、新人看護師の適応状況等に関する評価を行う。2.看護部が実施する各部署への支援体制として、毎月教育担当者連絡会を開催し、進捗状況や困りごとの情報共有を行うとともに、教育担当者間で課題解決に取り組む。エルダー担当者へは、新人看護師が、日勤自立するまでの時期と、夜勤一人立ちの時期に評価を依頼し、評価結果は、各部所の管理者、教育担当者にも情報を共有した。【結果】離職率は4〜8%台で経過、夜勤自立率は新型コロナウイルス流行前と変わらず、90%台を維持した。