オンラインでもキャンパスでも学べる
教育系大学院(学校教育・特別支援教育・看護教育)
専修免許状
専修免許状
資料請求 / お問い合わせ
資料請求 / お問い合わせ

2024.09.11

専門職学位課程 就職 / 実績 / 活躍

専門職学位課程在学生の塩﨑由規さんが公益社団法人東京都柔道整復師会の第42回東京学術大会にて口頭発表を行いました

専門職学位課程在学生の塩﨑由規さんが公益社団法人東京都柔道整復師会の第42回東京学術大会にて口頭発表を行いました。

タイトル: 柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師国家試験過去問題の比較~解剖学・生理学に着目して~

概要:
本研究は、柔道整復師国家試験とあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゆう師(あはき師)試験における解剖学・生理学の出題傾向を比較し、養成校の指導に役立つ知見を得ることを目的としています。柔道整復師試験では解剖学・生理学の出題が多く、学習範囲の広さが学生の学習の難しさを増しています。先行研究はあるものの、柔道整復師とあはき師の解剖学・生理学に関する比較研究は不足していたため、今回の研究が行われました。

方法として、過去10年以内の問題をExcelでデータベース化し、解剖学と生理学それぞれに対して「柔整のみ」と「柔整以外」の条件で問題を抽出し、テキストマイニングを用いて分析しました。分析結果、解剖学の出題では名詞が共通している一方で、動詞においては試験ごとに特有の単語が見られました。生理学では、名詞に共通性がありつつも、柔道整復師試験に特有の単語が多く見受けられました。

考察として、柔道整復師試験はあはき師試験よりも多様な語彙と内容が問われる傾向があり、試験ごとに問われる内容の幅が異なることが示されました。養成校での指導においては、両試験の過去問題を相互に活用することで、より深い理解が促進できると考えられます。今後の課題としては、分析の精度を高めることと、他の医療系国家試験との比較分析が挙げられます。