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2024.09.16

専門職学位課程 就職 / 実績 / 活躍

専門職学位課程在学生の塩﨑由規さんの論文が国際エクササイズサイエンス学会誌第7巻第2号に掲載されました

専門職学位課程在学生の塩﨑由規さんの論文が国際エクササイズサイエンス学会の国際エクササイズサイエンス学会誌第7巻第2号に掲載されました。

タイトル: 質的研究手法であるSCAT(Steps for Cording and Theorization)を用いた触診感覚の言語化

概要:
[目的]質的データ分析手法 SCAT(Steps for Cording andTheorization)を用いて医師の触診感覚を言語化し、触診技術の向上に資する知見を得ること。

[対象と方法]30年以上にわたって触診技術を重視し、診断において実践してきた整形外科・リハビリテーション科を標榜するクリニックを開業する医師に対し、非構造化インタビューを行った。

[結果]医師はでき得る限り先入観を排除するプロセスを経て、表層から深層までを段階的にとらえる感覚を持っていた。また、前提となる解剖学的知識を基に、触診の経験を積み重ねることで触覚を視覚的にとらえる感覚を得ている。あらゆる前提を棚上げして行う触診には、他の検査では示されない、触診においてでしか感知できない側面があると考えることができる。

[結語]今後の研究によって、異なる理論を背景に持つ対象者の触診感覚の共通点と差異について明らかにすることを課題としたい。