2024.11.04
修士課程
就職 / 実績 / 活躍
修士課程在学生の江川祥平さんが2024年度北海道看護研究学会にて口頭発表を行いました
修士課程在学生の江川祥平さんが北海道看護協会の2024年度北海道看護研究学会にて口頭発表を行いました。
タイトル: 医療現場における高齢患者本人への病状説明未実施の要因の検証~検証から考える、エイジズムの存在の可能性~
概要:
人は生まれながらにして基本的人権を有するが、高齢者は一部の権利を自分の意思で行使できなくなる事が起きている。
X病院では、一部の高齢患者へ病状説明をせず代理意思決定で治療を決め、患者本人が入院目的や治療内容を知らずに入院生活を送っている事がある。
橋本は「病気の経過を高齢者に告げず,家族だけに知らせる習慣は,医療界に広く存在している」と指摘する。これは基本的人権としての知る権利や自己決定権を侵害する事態で「あらゆる場において、人間の生命と尊厳、常に高い倫理観をもって、人間の生命と尊厳および権利を尊重し行動する」という看護倫理に反する。本研究では高齢患者本人への病状説明未実施の要因を検証し、臨床での患者の権利擁護の重要性、看護の役割について示す事を目的とする。