修士課程修了生の徳野尚且さんが第1回日本医療安全推進学会学術総会にて口頭発表を行いました

修士課程修了生の徳野尚且さんが日本医療安全推進学会の第1回日本医療安全推進学会学術総会にて口頭発表を行いました。

タイトル: 臨地実習に向けた医療安全教育の実態に関する文献検討

概要:
【目的】臨地実習中に生じたエラーに関する先行研究から、臨地実習に向けた医療安全教育の実態を明らかにする。
【方法】「インシデント 看護学生
臨地実習」を検索して選定した19編の文献についてレビューマトリックスを作成し、研究対象、サンプル数、研究目的、考察の傾向について単純集計を行った。
【結果】研究対象は大学生が最多で大学生・専門学校生共に2年生以上に多かった。サンプル数は10～19の階層が最多だった。研究目的は医療安全教育の概念と方法に大別され、方法よりも概念が多かった。考察は学習機会の提供が最多で、意識への働きかけを含めると全体の90%以上を占めた。
【考察】経験・知識・技術を統合できる学生が研究対象、最多階層では不十分なサンプル数、概念の検討に関心が多く集まった研究目的、事前に具体的な場面から危険予測を行うことと今後に向けてエラーを振り返ることが共通した考察、以上の実態が明らかになった。