2025.08.18
平田京子さん(専門職学位課程修了生)が一般社団法人日本看護学校協議会学会「2025年度地域・在宅で活躍する看護師、それを支える看護教育」にてポスター発表を行いました。
【タイトル】地域に貢献する看護師育成カリキュラムの課題と実践 第一報 ー臨地実習を通して対象地域を理解するためにー
【概要】
2022年度から施行された保健師助産師看護師指定規則(以下、新カリキュラム)では、専門分野の「在宅看護論」が「地域・在宅看護論」に位置付けられ、単位数は6単位となった。新カリキュラムでは、地域で暮らす人々の理解とそこで行われる看護について学ぶことやコミュニケーション能力を強化していくことが求められている。自校においては、専門分野の「地域・在宅看護論」を学ぶ前に基礎分野に『地域と暮らしの演習』1単位30時間を新たに新設した。その科目の中で、学生達は、自己の居住地調査やボランティア活動に出る。新設科目での学びを学生たちが、臨地実習において、対象との関わりに、どの様に活かしていたのかを明らかにするために研究に取り組んだ。基礎看護学実習後に行ったアンケート調査にて、80%以上の学生が、対象とのコミュニケーションを図るに辺り、当該科目での学びを活かしていたことが明らかとなった。その中で、学生たちは、受け持ち患者の居住地域の状況や生活環境について関心があり、対象の退院後の生活に関しても思いを馳せていることが分かった。これらを通し学生たちは、患者の居住する地域社会の実情に関心があり、主体的に学びを活かし、実習においては、患者理解に繋がっていることが明らかとなった。
当日プログラムについてはこちらよりご覧ください。