2025.11.27
専門職学位課程
就職 / 実績 / 活躍
中山千智さん(本学専門職学位課程修了生)が日本共生科学会の第17回大会にて口頭発表を行いました。
【タイトル】幼児のクレパスの持ち方について
【概要】小学校指導要領には、正しい筆記具の持ち方を指導するよう記載されている。一方で、正しい持ち方ができない児童が多く存在する。筆記具の「持ち方」が正しくないことによる弊害が指摘されている。幼稚園児において筆記具の持ち方を指導研究することは重要であり、その前段階であるクレパスの持ち方を丁寧に指導していくことで、筆記具の望ましい持ち方へとつながるのではないかと考えた。持ち方の実際の調査では、2指握り、母子指握りこみ、指示指握りこみ、挟み握り、3指握り、4指握り、5指握りに分類した。5月の調査では半数近くが手のひら全体で握る4指5指握りであったが、9月には5指はいなくなり、半数近くが2指握りか、その亜種である握り方になった。しかし、亜種である握り方をしているメンバーが固定されており、クラス全体に持ち方の指導を行うことにした。望ましい持ち方を指導すると一時的には持てるものの、すぐに元の持ち方に戻ってしまう。今後は、しばらく全体指導を行い、その後望ましい持ち方ができない特定の子どもたちや個人に対して支援を行いその方法や効果を検証していく。




