2025.12.03
前田智行さん(本学専門職学位課程修了生)が一般社団法人日本LD学会の第34回大会にてポスター発表を行いました。
【タイトル】
P02-01 『担当児童・生徒のWISC-IVを活用した研修が通級指導教室の教職員に与える影響の検討― 解釈練習を通じた学びの分析 ―』
【概要】
【題名】担当児童・生徒のWISC-IVを活用した研修が通級指導教室の教職員に与える影響の検討― 解釈練習を通じた学びの分析 ―
【目的】WISC-IVの結果が学校現場で十分に活用されていない課題を踏まえ、通級指導教室の教員を対象に、WISC-IV解釈に特化した研修プログラムを開発し、その教育的効果を検証することを目的とした。
【方法】全3回(各60分)の研修をADDIEモデルで設計し、授業UD理論を取り入れて「焦点化・視覚化・共有化」を重視した。動画視聴とオンライン個別指導を組み合わせ、研修後に半構造化インタビューを実施し、AIテキストマイニングで分析した。
【結果】配属1〜2年目の若手教員では、指標得点の解釈力・行動観察力が向上し、支援への具体化が進んだ。一方、経験年数の長い教員は連携面の課題が中心で、研修効果は限定的であった。
【考察】WISC-IV研修は若手教員の指導力育成に有効だが、経験年数に応じた内容調整が必要である。また、保護者や通常学級との理解の差により活用が制限されるため、校内外の協働を促進する仕組みが求められる。
当日のプログラムはこちらからご覧ください。




