2026.03.14
専門職学位課程
就職 / 実績 / 活躍
松山綾子さん(専門職学位課程修了生)が日本子ども若者学会 第1回研究大会にてポスター発表をしました。
【タイトル】ヤングケアラー問題を乳幼児期から捉える~早期支援の必要性と課題について~
【概要】日本では子どもの貧困が増加傾向にあり、その多くは外見から把握しにくい相対的貧困である。OECD基準によると、2021年の子どもの貧困率は11.5%で、約9人に1人が貧困状態にある。背景には地域共同体の弱体化や親族関係の希薄化、社会的孤立があり、経済的困難と重なることで子どもが家事や介護を担うヤングケアラー問題が生じやすい。本研究では国民生活基礎調査などを用いて世帯所得、家庭構成、保護者の就業状況などとの関連を検討した。その結果、平均所得と貧困率は近年大きな改善が見られず、特にひとり親世帯で貧困が集中していることが確認された。またヤングケアラーの約48%が小学校低学年以前にケアを開始し、長時間の世話は学習や進学に影響を与えている。日本は学力水準が高い一方で、こうした内部格差は見えにくい。したがって、保護者の就労支援やひとり親世帯支援、賃金政策、学校と行政の連携による早期発見などを進め、子どもの権利を保障する支援体制の整備が必要である。




