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2026.09.03

修士課程 就職 / 実績 / 活躍

本保泰良さん(教育学研究科修士課程修了生)が「夏の教育セミナー」にて「歴史総合・日本史探究」の授業実践を発表しました

日本教育新聞社・株式会社ナガセ主催「第13回 夏の教育セミナー(教育で日本の未来をつくる)」の地歴公民分科会にて、教育学研究科修士課程修了生の本保泰良さんが登壇され、生徒の主体的な学びにつなげる「歴史総合・日本史探究」の授業実践について講演を行いました。

問いかけ(足場架け)で育む主体的・対話的で深い学び

本保さんは、単なる知識の暗記にとどまらず、「歴史を現代の生活にどう応用し、過去から何を学ぶか」を生徒自身に考えさせる授業づくりを追究しています。

講演では、例えば「参勤交代は大名の軍事力を低下させるために実施されたのか?」という問いに対し、「武家諸法度には何が記載されているか?」「江戸時代、島原の乱以降に戦争はあったか?」と段階的に問いかけ(足場架け)を行う授業例が紹介されました。 

「戦争がない=軍役を果たす機会がなかった」という当時の社会構造を押さえながら、教科書の記述を有機的につないでいくことで、生徒たちは「参勤交代は軍役を果たさせるために実施された(その結果、費用がかかった)」という本質的な答えへとたどり着くことができます。

また、生徒同士が各自調べた資料を持ち寄って、対話しながら答えを導き出す「ジグソー法」を取り入れることで、文部科学省の目指す理念にも沿った「さらなる疑問へとつながる面白さ」を生み出しています。受講した生徒からも「調べることの大切さや、異なる視点を得る新鮮さを学べた」と大変好評を得ています。

大学院の研究テーマ「コンセプトマップ」の活用

本保さんが大学院在学中に取り組んだ研究テーマである「コンセプトマップ」を、日々の授業に落とし込んだ実践も紹介されました。 情報を視覚的に整理する「ノード」を活用し、2時間一組の授業構造を設計しています。

1時間目には、 提示された語群(学習の足場架け)を使い、教科書をベースに「ノード」を作成して構造的に内容を理解します。
2時間目には、 作成したノードをつなげたコンセプトマップをもとに、グループワークや対話的な学習でさらに理解を深めます。

「教科書をベースにすることで生徒に安心感を与えつつ、単なる丸暗記ではない『きちんと理解した上での暗記』へ導く。授業は先生と生徒が共につくるもの」と本保さんは語ります。

考え抜かれた問い(足場架け)と綿密な授業設計によって、生徒が自ら歴史の面白さを発見していく本保さんの実践。大学院での研究成果が、高校教育の実践へ見事に還元されている素晴らしい発表となりました。

授業実践について話す本保泰良さん

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本保泰良 さん 「学生の声」

◆9/20(日)開催の大学院のオープンキャンパス「大学院フェスタ」
 本保さんは、修了生のトークセッションにご登壇されます。
 大学院フェスタについて、詳細はこちらよりご覧ください。