2026.09.24
山本耕祐さん(修士課程修了生)が日本小児診療多職種学会 第13回日本小児診療多職種学会にて口頭発表をしました。
山本耕祐さん(修士課程修了生)が日本小児診療多職種学会 第13回日本小児診療多職種学会〜職種の垣根を越えて〜にて口頭発表をしました。
【タイトル】
状況認識研究の動向整理を通して医療現場と学校現場の垣根を越える
【概要】
複数の分野・領域に渡って状況認識研究への注目が高まり、特定の状況でのダイナミックな状況認識と意思決定,行動が一連のモデルで示されている (Endsley & Jones, 2025)。
本研究の目的は、国内外の医学・看護学・教育学での状況認識研究の動向整理を通して、小児(子ども)を軸に医療現場と学校現場の垣根を越える知見を導き出すことである。
抽出した医療現場24件,学校現場15件の研究を概観した結果、医療現場では、「状況認識が不可欠な背景」「経験差による状況認識力の違い」「優れた状況認識による効果」 「チームでの状況認識の共有」が示された(文献は抄録では省略、発表時には明記, 以下同様)。
学校現場では、「学級経営の文脈で語られる教室状況認識」「経験差による教室状況認識力の違い」「子どもの多様性を培う特別活動の教室状況認識」「教室状況認識の根底にある教師としての信念・価値観」が示された。
両現場には経験差による違いの質的探究を試みている共通点、異なる状況故に独自の展開を遂げている相違点がみられた。
これらから、状況認識研究には分野・領域で普遍的な知見と特殊な知見を含む特徴が示唆された。
特に、学校現場の立場から医療現場に学ぶことは、「チームでの教室状況認識の共有」という視点である。
今後は、チームに子どもたちを巻き込み、チームの教室状況認識力を高め、子どもたちが主人公の学校生活実現を目指したい。
当日の演題一覧はこちらからご覧ください。




