問題の核心に迫るため博士後期課程へ進学しました
藤井淳子 さん
教育学研究科博士後期課程修了生(2023年3月修了)・修士課程修了生(2020年3月修了)/航空自衛隊心理療法士/東京都

修士課程では、航空自衛隊のメンタルヘルスに関わる集団凝集性の特性や、その形成プロセスの一面を明らかにすることができました。しかし、問題の核心は現行のレジリエンス・トレーニングのメンタルヘルスにおける有効性を実証的に確認し、必要な改訂を行うことでした。そのために進んだ博士課程では、研究を重ねるごとに組織との対話が活性化し、気づきを研究に反映することができました。それは博士課程の掲げる「実践と理論の往還」に他ならなかったと思います。こうした「実務家研究者」モデルは、様々な現場で求められる、新しい形ではないかと思います。