教員プロフィール(専門職学位課程)
西村 哲雄(にしむら てつお)
研究科長
専門分野/理科指導法、土壌及び肥科学、生徒指導、学校の危機管理
日常生活には、台風、地震などの自然災害、ブラックホールやハヤブサ2、重力波など宇宙に関する研究成果など子供たちにとって興味・関心のある自然現象にあふれています。また、そのことは大人にとっても、切実な問題であったり、疑問に感じる事象ではないでしょうか。これらのことについて、子供たちに楽しく分かりやすく、実感を伴った理解を図るためにはどうすればよいのか。学生の皆さんが、それぞれの立場で指導している現状に、味付けする指導とはどのようなことか。指導方法の工夫・改善を一緒に実感してみませんか。
研究テーマ
- 理科教育と共生の研究
- 初等教育指導法(理科)における実感を伴った理解の研究
- 小学校理科における教材開発研究
阿部 利彦(あべ としひこ)
専門分野/特別支援教育、教育相談、学校カウンセリング
私は、①「わからない」「できない」に正直になれる場、②自分の考えを素直に言語化することのできる場、③今まで見てきたものを別の見方で見直すことのできる場、④間違いから学び合える場、そして⑤多様な意見を共有できる場、を大切にしたいと考えています。このような場の土台は「安心感」ではないでしょうか。誰もが安心して学べる場づくりについて一緒に考えてみませんか。
研究テーマ
- 教育のユニバーサルデザイン化〜授業・教室環境・人的環境のUD〜
- 通常学級における教科指導を通じたソーシャルスキル力向上の効果について
- 発達が気になる子の強みに着目した支援について〜個別支援と学級支援の両輪で〜
岩澤 一美(いわさわ かずみ)
専門分野/発達障害の児童生徒及び保護者の支援、
心理教育アセスメント、SST、インクルーシブ教育、ペアレントトレーニング指導
発達障害や不登校に対する教育相談や知能検査(WISC-Ⅴ、WAIS-Ⅳ)を行い、保護者や指導者に児童生徒の支援・指導に対するアドバイスをしています。また、小学生から高校生までの児童生徒に対し、定期的にソーシャルスキルトレーニング(SST)を行なっています。さらに発達障害や不登校の子どもを持つ保護者や指導に悩んでいる指導者に対して定期的に勉強会を行なっています。
研究テーマ
- 発達障害と不登校
- SSTを用いたクラス環境整備
- 幼児期における発達とトイレトレーニングの関係
大隅 心平(おおすみ しんぺい)
専門分野/学校・学級経営、特別活動、道徳教育、生徒指導
一人一人の自己形成を支える観点から、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の「一体的充実」の実現が課題となっています。学級経営、学校経営においてはその基盤となる「主体的・対話的」な学びを支える相互関係の形成が求められます。〈わたし〉と〈わたしたち〉をつなぐ視点から学びの場の構造を読み解き、相互関係の形成に係る組織運営にアプローチします。理論と実践の往還を通じて教育の土壌を耕し、豊かな学びの場の構築を目指しましょう。
研究テーマ
- 学びの場をつくる ー 学びを支える相互関係の形成と組織運営に係る実践研究―
北村 克久(きたむら かつひさ)
専門分野/教育学、教育課程、理科教育、科学教育、教員養成
私自身は、教育現場に出てから学ぶ必要を感じ大学院で学び直しました。「学ぶ」生き方を教えて下さった恩師に感謝し、私の経験を多くの人に生かして欲しいと願っています。私から学び取って下さい。現在、各学校の教育課程や放課後の子どもの過ごし方について検討すると共に、教育課程特例校である星槎中学校での理科指導の経験を生かして、教育課程とは何かを問い直しています。ともに考えましょう。
研究テーマ
- 生き方の教育
- 科学的コミュニケーション
- 教育課程編成と学校
澤田 真弓(さわだ まゆみ)
専門分野/特別支援教育、視覚障害教育、教師教育
人生の中で、あらゆる瞬間は何かしらの意味を持っています。様々な人との出会いや繋がり、その中での出来事やコミュニケーション等を通して、私たちは思考し、何かを感じ取ります。
また、人は誰しも様々な背景を持って生活しています。この多様性が私たちの世界を豊かにし、異なる視点から学び、成長する機会を提供しています。多様な見方・考え方に触れ、視野を広め専門性を極めていきましょう。
研究テーマ
- 視覚に障害のある児童生徒の教科指導
- インクルーシブ教育システム構築のための体制整備
- 専門性を高める教員研修
仲 久徳(なか ひさのり)
専門分野/教材開発・評価、授業研究、教員養成・教師教育、図書館サービス
これまで、情報教育・情報モラル教育、教員養成を中心に、主として教材開発・評価、授業研究の側面から実践的な研究を進めてきました。現在は、①学校現場の他、所属する院生のニーズ(大学、専門学校、病院内、子育て支援等)に合わせた授業、研修等のプログラムの開発と評価に関する指導・支援、②教員養成・教師教育を担う人材の育成支援、③図書館サービス、インターネット上の情報資源を適切に利活用できるための教育の在り方に関する研究も進めています。
研究テーマ
- 多様な分野における授業、研修等のプログラムの開発と評価
- 教員養成・教師教育に資する研究
- 図書館サービス、情報資源利活用に関する教育
横山 美明(よこやま よしあき)
専門分野/情報教育、ICT活用、小学校家庭科
これまでは小学校で教員・管理職として子どもと共に30数年を過ごし、視聴覚・情報教育と家庭科教育を中心に様々な実践研究に取り組んできました。今、教育現場でも、GIGAスクール構想を受け、教育DXが急速に進んできています。GIGA端末の有効活用や個別最適な学びのためのICT活用、ハイブリット・ハイフレックス授業など、誰もが学べる共生の視点での教育DXについて考えていきたいと思います。
研究テーマ
- GIGAスクール化における学校教育
- 管理職・担当者としてのGIGAスクールへの対応
- ICT活用の日常化に向けた取組
- 小学校家庭科の授業づくり・授業改善
芳川 玲子(よしかわ れいこ)
専門分野/学校不適応、メンタルヘルス、ストレス、学校心理学、心理的アセスメント
臨床心理学は一つの事象から人間の心の仕組みを解明し、そこから解決方法を考える学問です。不登校の子どもはなぜ学校にいくことがそれほど苦しいのか、ネット依存はどのような状況で形成されるのか、うつ病の人はどのように回復していくのかなどが研究テーマです。世の中の定説が本当の場合もありますが、研究をすすめていくうちに実は違ったという発見もできます。人の心には多くの謎があります。それらを一緒に解明しませんか。
研究テーマ
- 不登校・いじめとカウンセリング
- ネット依存と精神的健康
- 学校における教育相談の体制づくり
- 職業的専門性を高めるスーパービジョン
古川 潔(ふるかわ きよし)
専門分野/発達障害の児童生徒及び保護者の支援、インクルーシブ教育、解決志向アプローチ
自分たちが受け持った児童や生徒が卒業を迎えるたびに、「この子は、本当はもっと成長できたのではないか?」という思いにかられた経験はありませんか?。「中学校にいる三年間」「自分が担任をしている一年間」といった、限られた時間の中で最大限の効果を上げるために何ができるか、進学・就職など異なる環境へ移行した後にも効果を継続させるために何ができるか。「笑顔の連鎖」の実現に向けて、学んでいきましょう。
研究テーマ
- 解決志向アプローチ
- 成長マインドセット
- ポジティブフィードバック等を用いた教育環境整備