人材開発支援助成金を活用した研修
企業との連携・地域への貢献を促進するため、以下のような取り組みを積極的に募ってまいります。
本学が研修を行い、企業側の負担を人材開発支援助成金にて補うことで利用しやすくする取り組みです。
研修の特徴
・研修経費の一部が国から助成:人材開発支援助成金の「人材育成支援コースの人材育成訓練、有期実習型訓練」に対応した研修プログラム
・企業に合わせた研修プログラム:講座メニューをアレンジして職務に関連した研修を提供します。
・双方向型の研修:対面、オンラインいずれも可能ですので、ご要望にお応えします。知識の修得だけでなく、職場の課題を相談することもできます。
人材育成支援コースの人材育成訓練、有期実習型訓練
人材開発支援助成金は、事業主等が雇用する労働者に対して職務に関連した専門的な知識及び技能を習得させるための職業訓練等を計画に沿って実施した場合に、訓練経費などの一部を助成する制度です。本学では、人材育成支援コースの「人材育成訓練」、「有期実習型訓練」の研修を提供しています。
・人材育成訓練:職務に関連した専門的な知識や技能を追加して習得させる、新たな職業に必要な知識や技能を習得させる訓練
・有期実習型訓練:正社員経験の少ない有期契約労働者等を正社員等に転換するための訓練で、研修講座の受講と企業内の実務を合わせた訓練
経費助成率45~75%
人材育成支援コースの人材育成訓練、有期実習型訓練として、研修にかかった経費は、一部が国から助成されます。(助成金は、研修にかかる経費を会社がすべて負担した後に国から支給されます。)
・人材育成訓練:45%(非正規雇用労働者を対象にした場合には70%)
・有期実習型訓練:75%
助成金の支給例
経費助成率:75%
※人材育成支援コースの有期実習型訓練の場合
15時間プログラムの研修(200,000円)を10人が受講した場合
【研修経費】200,000円/人×10人=2,000,000円 ➡ 【助成額】1,500,000円 【実質負担額】500,000円
※その他に、受講者1人につき、1時間あたり800円の賃金助成があります。
研修メニュー
・障害児保育に関する研修
・児童発達支援に関する研修
・デジタルマーケティングに関する研修
障害児保育に関する研修
保育園や幼稚園、児童発達支援事業所などにおすすめです。
分野 | 内容 | 時間数 |
障害児の発達の援助 | 発達アセスメントの基本と活用方法を理解することで、子ども一人ひとりに適した支援を考える | 2時間 |
障害児保育の環境 | 子どもの行動を環境との相互作用として捉え、環境整備の重要性を実例から学ぶ | 2時間 |
家庭および関係機関との連携 | 地域のリソース(医療・福祉・教育など)を把握し、連携のあり方を考える | 2時間 |
指導計画・記録・評価 | PDCAサイクルに基づいた支援計画の立て方・評価方法・演習を通じて学ぶ | 2時間 |
保護者に対する相談援助 | 子どもの発達やニーズを理解した上で、保護者への支援と関わり方を考える | 2時間 |
ケーススタディ | 実際の支援現場を想定したケースをもとにグループで検討し、支援方法を話し合う | 2時間 |
実践につなげる記録と振り返り | 記録を活用した内省とチームでの共有方法について学ぶ | 2時間 |
全体の振り返り・まとめ | 各自の学びの整理と実践への意欲づけを行う。修了確認 | 1時間 |
児童発達支援に関する研修
保育園や幼稚園、児童発達支援事業所などにおすすめです。
分野 | 内容 | 時間数 |
発達アセスメントの基本と支援計画への活用 | アセスメントの目的、種類、実施手順、支援計画への反映方法 | 2時間 |
発達検査(WISC・新版K式など)の読み解きと支援への橋渡し | 結果を「数字」で終わらせず、現場の支援に活かすポイントを学ぶ | 2時間 |
強みと成功体験に基づく個別支援計画の立て方 | 問題や欠点ではなく「できること」から始める支援設計の考え方 | 2時間 |
保護者との信頼関係構築と面談の技術 | 初回面談から長期的な関係性づくりまで、伝え方・聴き方・質問の工夫 | 2時間 |
応用行動分析(ABA)を基にした行動支援 | 強化・消去・代替行動といった基本技法を事例をもとに習得 | 2時間 |
ソーシャルスキルトレーニング(SST)の実践方法 | 感情コントロール、友だちとの関係構築を促すプログラム構成と実践法 | 2時間 |
多職種連携と支援ネットワークの活用 | 医療・教育・行政・保護者と連携し、継続的な支援体制を整える実践法 | 2時間 |
発達段階の理解と年齢相応の支援 | 乳幼児期の発達を「段階」ごとに整理し、無理なく発達を支える関わりを学ぶ | 2時間 |
「気になる子」への対応と観察の視点 | 発達に偏りや困難がある子への日常的な支援と、記録に活かせる観察方法 | 2時間 |
感覚特性をもつ子どもへの支援 | 感覚過敏・鈍麻のある子どもへの配慮、保育環境の工夫と声かけ | 2時間 |
集団の中での合理的配慮の実践 | 一人に合わせすぎない「みんなが心地よい保育環境」のつくり方 | 2時間 |
問題行動の背景理解と肯定的な行動支援 | 他害・癇癪などの行動の「機能」を理解し、肯定的に行動を導く方法を学ぶ | 2時間 |
保護者支援と対話的面談の技術 | 共感・傾聴に基づく保護者との関係構築と、誤解や抵抗を生まない伝え方 | 2時間 |
園内でできる発達アセスメントの視点 | 専門機関に頼らず、保育者が担う「日常の中での気づき」を支援に活かす | 2時間 |
障害のある子どもと遊びを通じた発達支援 | 集団の中で「ともに遊ぶ」経験をどう促進するか、具体的な事例とともに | 2時間 |
チーム保育で支援を共有する方法 | 情報共有・記録・会議などを通じて、支援をチームで継続する体制づくり | 2時間 |
デジタルマーケティングに関する研修
企業や学校などの広報担当者におすすめです。
分野 | 内容 | 時間数 |
集客のスタート ~自社の理解とゴール設定~ | 強みを整理し、目指すべきゴールを明確にするワーク | 1時間 |
数字把握、これだけ知っておいたらOK 「GA4/サーチコンソール」超入門講座 | HPの分析ツール「GA4/サーチコンソール」でHPの「健康診断」ができるようになる、アクセス解析の基本を学ぶ | 1時間 |
今からできる集客 HPに効果的にアクセスを集めるコンテンツ更新術 | コンテンツ制作のコツ、SEOの基本キーワードでアクセスアップを図る | 1時間 |
コンテンツは再利用が基本SNS活用講座/投稿スケジュール設定 | SNSの役割分担、定期更新のコツ、個人情報に配慮した運用を学ぶ | 1時間 |
集客のPDCAを回す「GA4/サーチコンソール」で投稿結果の確認 | HPの分析ツール「GA4/サーチコンソール」で投稿結果を確認し、PDCAを回すための改善ポイントを考える | 1時間 |
制作はAIで効率的に!画像や文章を自動作成で時短、タイパを実現 | AIとデザインツールで効率的な画像作成を学ぶ | 1時間 |
利益はリピートであげる年間LTVを意識したリスト活用術 | 「顧客生涯価値」を意味するLife Time Value(ライフタイムバリュー)を意識した顧客リストの活用、顧客との継続コミュニケーション、オンライン子育て支援を学ぶ | 1時間 |
「Web広告」超入門 | Web広告の基本、地域やターゲットを絞った効果的な広告運用 | 1時間 |
助成金の申請・手続き
助成金のご利用は、事前に管轄の労働局への申請が必要となります。
詳細は、厚生労働省「人材開発支援助成金」 ホームページをご覧ください。
お問い合わせ
自社の研修について検討をされている企業の皆様のご相談を承りますので
星槎大学大学院 info_gr@seisa.ac.jpまでお気軽にご連絡ください。