8月29日(火)17:00から、横浜キャンパスにて
星槎大学大学院公開講座「体育指導・支援のデザインを考える」が
実施されました。
当日は30名を超える参加者があり、
多くは教員や放課後デイサービスの職員の方々でした。
講演は、渋谷聡先生による
星槎教育研究所内放課後デイサービスにて
行っている体育指導「運動SST」の取り組みについてです。
運動を通してこそ身に着く、ソーシャルスキルトレーニングのことを
「運動SST」と名付けて、主に運動技能とルールの理解、
運動技能とコミュニケーションの力を伸ばすことを目的に置いています。
これまでの3年間の取り組みの様子を、動画を見ながら振り返り、
具体的な指導内容や、授業組み立ての工夫、うまくいかなかったこと
など臨場感たっぷりに共有されました。
また、今後「運動SST」の効果測定を行うにあたり
行動観察の指針の内容についても発表されていました。
山田雅之先生によるワークショップ「皆が参加できる授業とは?」
は、参加者全員がこの問いを協調学習の手法のひとつ「ジグソー法」
を通して考える取り組みでした。
阿部利彦先生「気になる子の体育」(学研)から、
・達成感が少なく、意欲が上がらない子
・サッカーで活躍できず、すねてしまう子
・自己肯定感が低い子
3つの事例を取り上げたページを参考資料として使い、
これらの知識を使って、問いに対する答えをグループごとに
考えていきました。
時間になっても議論がやまないほど、活発に参加された先生方が
意見交換をされていました。
現職の教育関係者が多く集まっていたので、現場での経験を生かした
議論が活発に行われていたようです。
